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何か面白いことないかな

大分県中津市で見つけた歴史資料26「大江風呂」看板

ゴールデンウィークですね。

大分県中津市に仮住まいしていました。蘭学関係の古文書が数多く置かれているので「中身はどのようなものか」と気になり、興味本位で調べています。関係者ではありません。

今回は「大江風呂」看板について紹介いたします。

目次

大分県中津市ってどこ?

福岡県と大分県の県境です。蘭学の街として栄え、歴史の教科書に掲載される『解体新書(初版本)』が展示されている町です。
今は「中津からあげ」と鱧が有名です。

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(画像引用元:中津市へのアクセス | 大分県中津市


『解体新書』の翻訳者、前野良沢の所属が豊前国中津藩(現在の大分県中津市)なので、そのゆかりで『解体新書(初版本)』が中津市に展示されています。

「大江風呂」について

「大江風呂」って何?

「大江風呂」とは中津市内にかつて存在した、漢方主体の薬草療法を行っていた公衆浴場です。
大江家は代々中津藩主の御典医を勤めた家柄で、その5代目にあたる大江雲澤(1822年 - 1899年)が、自宅の薬草園で育てた薬草などをこの大江風呂に使ったそうです。
1991年まで存在していたようですが、台風19号で煙突等が壊されたことを機に廃止したそうです。


今回、「大江風呂」看板を紹介する予定でしたが.....肝心な写真を撮り忘れていました。

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大江医家資料館 大江風呂看板キャプション


(大江医家資料館展示パネル)

余談ですが、中津市在住の60代後半に大江風呂を利用したことあるか聞いたところ「聞いたことはあるけど、入ったことは無い」と言われました。
「普通、わざわざ遠くの風呂屋行く必要もないので、近場に住んでいる人が通っていたのでは?」と話されていました。
近場に住んでいたい住民が利用していたかと思われます。冬は湯冷めしてしまいますものね...。


大江医家資料館 薬草園

大江医家資料館の隣には、無料見学ができる薬草園があります。
ここには大江雲澤が医者の修行させてもらった江戸時代の麻酔を作ったことで有名な医者華岡青洲にゆかりのある植物マンダラゲも栽培されています。

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大江医家資料館 薬草園
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大江医家資料館 薬草園 マンダラゲ
perie.hatenablog.com
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この薬草園、エーザイの薬草園から種子を提供してもらっているようです。

余談ですが全国の薬学部は薬草園を設置する義務があるそうですね。

場所

大分県中津市の大江医家資料館で見ることができます。

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村上医家資料館・大江医家資料館 共通パンフレット

まとめ

大分県中津市の大江医家資料館には、かつて市民に親しまれていた大江風呂の看板と、それにちなんだ薬草園を見学することができます。
興味のある方は、別府温泉、 湯布院温泉に行くついでに、ぜひ中津市にもお立ち寄りください。


ヴォルフガング・ミヒェル教授が大江風呂の復元に成功したそうですが、大江風呂の調合レシピを公開するか、入浴剤販売、もひしくは常時入湯できる施設を作ってしてほしいものです。