この頃、大分県中津市の大江医家資料館に似た薬草園を作ろうと、家の庭を耕していました。
まだまだ改良が必要そうです。
昨日、園芸店に訪れたところ、父が「カロライナジャスミン」に一目惚れし、香りも良かったので購入して帰りました。
帰宅後、調べたところ.....自然毒を有することを知りました。
カロライナジャスミン
ジャスミンの香りに似た甘い香りをもつことから「カロライナジャスミン」と呼ばれていますが、ジャスミンとはまったく異なる有毒植物です。
かつてアメリカでは医薬品として親しまれており、偏頭痛や喘息に効果があるとされていたようです。
自然毒のリスクプロファイル:高等植物:カロライナジャスミン |厚生労働省
毒性成分
カロライナジャスミンは、茎・根・葉・花など全ての部分にゲルセミシン、ゲルセミンなどの有毒成分を含んでいます。
ゲルセミン gelsemine 、ゲルセミシン gelsemicine 、センペルビリン sempervirine などのインドールアルカロイド
中毒症状
誤って服用してしまうと、脈拍増加や呼吸麻痺、血圧降下、心機能障害などを引き起こす恐れがあります。
発生事例
2006 年 5 月 11 日に群馬県前橋市で 、 家庭で観賞用に栽培していたカロライナジャスミンをジャスミン(モクセイ科ソケイ属 Jasminum )の仲間だと誤認し、花をお茶にして飲んだ2名が同一症状を呈した。
(引用元:自然毒のリスクプロファイル:高等植物:カロライナジャスミン |厚生労働省)
まとめ
良い香りを持つカロライナジャスミンはスイセン、アジサイと同様に自然毒を持ちますが、食さなければ大丈夫そうです。