something

何か面白いことないかな

お客さんが家にご飯を食べに来た。

つい最近、料理を始めた。きっかけは電話越しで、離れて暮らす母に怒られたことだった。あまりにも仕送りの減りが早いことを問われ、外食ばかりしていると答えた。自炊するように母に言われた。

母は大学で栄養学科を専攻していたこともあり、彼女はそこそこに料理をする。しかし母は台所に立ち入られることを嫌う為、私は母が料理を手伝うことは無かった。だから決して料理が上手なわけではない。

慣れない手つきで野菜を切っていた。我が家は調理器具が乏しく、調理器具は底が深めのフライパンと一人用の土鍋、ヤカンくらいである。炊飯器が無いので土鍋で米を炊いている。電子レンジもトースターも無い。



今日の夕方にスープを作っていたのだけど、一人で食べるには多く作ってしまった。次の火曜日には学生活を終えて帰国する、仲の良い韓国の友人を家に誘った。初めて人を食事に招いた。「手間がかかった感じが良く伝わるよ」と言ってくれた。日本に留学に来てから良かったこと、こうしておけば良かったこと等を語っていた。食事を終え、彼女を見送る際に「フライトの前に電話するから」と言われた。多分彼女が日本に居る間の最後の思い出はこの食事だと思う。しんみりしてしまった。



母に夕食時に人を招いた旨をメールした。折り返し「今日は何を作りましたか?」と母から返信が来た。少々気取って「レストラン風ミネストローネ、霧島鶏のササミ部分のソテー、フランスの田舎風レンズ豆の煮込み、パンを添え、食後に珈琲を出しました」意味もなく、呼び方を凄く見えるようにしてメールを送った。母から返信は無かった。