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何か面白いことないかな

見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ! 〜映像人類学の新地平〜

sgr先生からお借りした本

見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!?映像人類学の新地平(映像作品DVD付:7作品=約60分)

見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!?映像人類学の新地平(映像作品DVD付:7作品=約60分)


DVD付きとという辺りが良かった。7つの人類学映画作品が収録されている。本とDVDに収録されているそれぞれの映像作品を照らし合わせながら読むことによって若手研究者や民俗学・人類学的なテーマに取り組む映像作家の映像作品からは知ることが出来ない話を得ることができる。例えば撮影対象者の紹介と自らの関わり(ビデオカメラを嫌がる人たちや警戒する人がいる)作品の目的や問題意識の背景、研究的意義、撮影・編集などの技術的・美的側面など。

7つの作品だが、大体30分程度の長さに収まっている。それぞれの撮影にあたって様々なエピソードがあるのだけどそれがまた面白い。以下DVDに収録されている内容

  1. カメルーンの森に住む民「バカ(Baka)」の人
  2. キアンドゥ伝統アフリカ音楽団(K'YANDU African Music Asilia)
  3. エチオピア高原における吟遊詩人ラリベロッチ
  4. エジプトのフーフィー教団
  5. インドのヴァギリ(Vaghri)における呪術
  6. ネパールのデヴォキ(Devoki)と呼ばれる神にささげられた女性
  7. 沖縄西表島古見アカマタ・クロマタの祭祀

初めに先生から添付されていたDVDだけ先にいただいて収録されている映像作品を先にみたのだけど、あまり面白いとは思わなかった。後から本を貸し出ししてくださったのだけど、本を読みながら観てるととても面白かった。例えばエチオピアの吟遊詩人ラリベロリッチの夫妻。彼らは勝手に人の敷地内(家)に入っていっては唄って食べ物や金などを乞うてた。「これは大丈夫なの???」と思わせられたが、本書のこのラリベロリッチの映像について書かれている部分を見てみるとエチオピア北部のアムハラの地域では個人の家にその家の住人以外の人が出入りするのは頻繁に行われていることだと書かれていた。
映像だけでは伝わらないその文化の背景などが本書に書かれているのが良かったし、作品を撮る際の映像作家の苦労も興味深く感じた。